【獣医師監修じゃないけど愛！】室内猫のフード選び、カロリー管理で愛猫の健康と毛並みを守る秘訣🐾

ねこちゃん初心者さん、こんにちは！ これから始まる猫ライフ、すっごく楽しみですよね！ でも、『どんなフードがいいの？』『カロリー管理って難しそう…』って、ちょっぴり不安になったりしませんか？ 特に室内猫ちゃんは、お外の子みたいに走り回ったりできないから、ごはん選び、本当に、本当に大事なんです。この記事では、難しい専門用語はできるだけ使わずに、あなたの愛猫がずーっと元気いっぱいで、思わずSNSで自慢したくなっちゃうような、ピッカピカの美しい毛並みを保つためのフード選びのコツと、無理なく続けられるカロリー管理の方法を、私の経験も交えながら、そっとお伝えしますね。 一緒に、あなたと愛猫ちゃんにとって最高の猫ごはん、見つけていきましょう🐾 きっと、もっと楽しい猫ライフが待ってますよ！

なぜ室内猫のフード選びとカロリー管理がそんなに大切なの？

まず、そもそもなんで室内猫のごはん選びって、こんなに注目されるんでしょう？ お外で暮らす猫ちゃんとは、やっぱり環境が全然違うから、気をつけたいポイントがあるんですよね。

室内猫特有の運動不足と肥満リスク

お家の中って、安全で快適だけど、どうしても運動量は限られちゃいますよね。キャットタワーで上下運動したり、おもちゃで遊んだりはするけれど、縄張りをパトロールしたり、狩りをしたりする野生の本能を満たすほどの運動には、なかなかならないのが現実。うちの子も、気づくとソファでとろけてることが多くて（笑） それが可愛いんだけど！

でも、運動量が少ないのに、ごはんの量が多かったり、カロリーが高すぎたりすると…そう、肥満のリスクが高まっちゃうんです。肥満は万病のもと、なんて言いますけど、猫ちゃんも同じ。関節への負担が増えたり、糖尿病や心臓病のリスクが上がったり、いいことなんて一つもないんです。だからこそ、室内で暮らす猫ちゃんには、そのライフスタイルに合った適切なフードと、しっかりとしたカロリー管理が必要不可欠、っていうわけ。

昔、友人の家の猫ちゃんが、ちょっとぽっちゃりしてきたなーと思ってたら、獣医さんに「このままだと危ないですよ」って言われちゃったことがあって。そこからフードを見直して、一緒に遊ぶ時間を増やしたら、スッキリして動きも軽やかになったんです。やっぱり、食事管理って大事なんだな、って痛感しました。

健康は毎日のごはんから！毛並みにも影響が？

人間も、食生活が乱れるとお肌の調子が悪くなったりしますよね？ 猫ちゃんも全く同じなんです。毎日のごはんは、猫ちゃんの体を作る基本中の基本。必要な栄養素がバランスよく摂れていないと、体の内側から健康を損なう可能性があります。

そして、その影響が目に見えて現れやすいのが「毛並み」。猫ちゃんの毛って、健康状態のバロメーターとも言われるくらい正直なんですよ。栄養バランスの取れた良質なフードを食べている子は、毛がツヤツヤしていて、触り心地もふわふわ、なめらか。逆に、栄養が偏っていたり、質が良くないフードだったりすると、毛がパサついたり、フケが出やすくなったり、毛艶が悪くなったりすることも…。

「うちの子、最近毛並みが良くないかも？」って感じたら、それはもしかしたらフードが合っていないサインかもしれません。美しい毛並みは、見た目の可愛さだけじゃなくて、健康の証でもあるんですね。愛猫のキラキラした瞳と、輝く毛並みのためにも、ごはん選び、真剣に考えたいですよね！

「ちょっといいごはん」を選ぶメリットって？

キャットフードって、本当にピンからキリまでありますよね。スーパーで手軽に買えるものから、専門店で扱っているプレミアムなものまで。値段が高いものが必ずしも全ての猫に合うわけじゃないけど、「ちょっといいごはん」、いわゆるプレミアムフードと呼ばれるものには、やっぱり選ぶだけのメリットがあることが多いんです。

まず、原材料にこだわっていることが多い。人間だって、何が入ってるかわからないものより、安心できる材料で作られたものを食べたいですよね。猫ちゃんだって同じはず。良質な動物性タンパク質を主原料にしていたり、不要な添加物（着色料、香料、保存料など）を極力使っていなかったり。消化吸収が良いように配慮されているものも多いので、うんちの状態が良くなることも期待できます。

それに、メーカーさんが研究開発に力を入れていて、猫ちゃんの健康維持に必要な栄養素が、より最適なバランスで配合されていることが多いんです。例えば、健康な皮膚や毛並みをサポートするオメガ脂肪酸が強化されていたり、泌尿器系の健康維持に配慮した成分が入っていたり。

もちろん、価格は少しお高めになる傾向はあります。でも、将来的な病気のリスクを減らせるかもしれない、愛猫が毎日美味しく食べてくれて、元気に過ごしてくれる、その安心感と満足感を考えたら、決して高すぎる投資ではないんじゃないかな、って私は思います。毎日のことだからこそ、ちょっとだけこだわってみる価値、あると思いませんか？

初心者さん向け！失敗しないキャットフードの選び方

さあ、いよいよ本題！ たくさんあるキャットフードの中から、どうやって愛猫にぴったりのものを選べばいいんでしょう？ 初心者さんでも分かりやすいように、チェックポイントをまとめてみました。

まずはここを見る！パッケージ裏のチェックポイント

お店に行くと、可愛い猫ちゃんの写真や魅力的なキャッチコピーが並んでいて、どれにしようか迷っちゃいますよね。でも、本当に大切な情報は、パッケージの裏側に書いてあるんです。まるで秘密の暗号みたいに見えるかもしれないけど、大丈夫！ ポイントを押さえれば、ちゃんと読み解けますよ。

1. 原材料表示

   これが一番大事かも！ 原材料は、使われている量が多いものから順番に書かれています。最初に「肉類（チキン、ターキー、サーモンなど）」といった具体的な動物性タンパク質の名前が来ているかチェックしましょう。「ミートミール」や「家禽ミール」などもタンパク質源ですが、何の肉か特定できないよりは、具体的に書かれている方が安心感がありますよね。穀物（トウモロコシ、小麦など）が主原料になっているものは、猫ちゃんによっては消化しにくかったり、アレルギーの原因になったりすることもあるので、ちょっと注意が必要かも。

2. 保証分析値（成分）

   「粗タンパク質」「粗脂肪」「粗繊維」「粗灰分」「水分」などの割合が書かれています。猫は肉食動物なので、特にタンパク質の割合は重要。成猫用なら、だいたい30%以上あると良いと言われています。脂肪はエネルギー源として大切ですが、高すぎると肥満の原因にも。室内猫用フードは、脂肪分が控えめに調整されていることが多いです。

3. 「総合栄養食」の表示

   これは後で詳しく説明しますが、めちゃくちゃ大事な表示です！

4. 給与量（与える量の目安）

   体重別に、1日に与えるフードの目安量が書かれています。ただし、これはあくまでも目安。猫ちゃんの活動量や体質によって調整が必要です。

5. 賞味期限

   当たり前だけど、ちゃんと確認しましょうね！ 特に大袋を買うときは要注意。

最初は全部見るのが大変かもしれないけど、慣れてくると、「あ、これはチキンがメインなんだな」「タンパク質しっかり入ってるな」って、だんだん分かるようになってきますよ！

総合栄養食ってなに？これを選べば大丈夫？

パッケージのどこかに、「総合栄養食」という表示があるか、必ず確認してください！ これは、「このフードと新鮮な水を与えるだけで、特定のライフステージ（成長段階）における猫の健康維持に必要な栄養基準を満たせるように作られていますよ」という証明なんです。

ペットフード公正取引協議会っていうところが定めた基準をクリアしたものだけが表示できる、いわば「これだけで栄養バランスOK！」のお墨付き。だから、毎日の主食にするフードは、必ず「総合栄養食」と書かれたものを選んでください。

時々、「一般食」とか「副食」「おやつ」と書かれたフードもありますよね。これらは、食欲がない時にトッピングしたり、ご褒美としてあげたりするもので、栄養バランスが調整されているわけではありません。だから、一般食や副食だけを主食として与え続けると、栄養が偏ってしまって、健康を損なう原因になることも。総合栄養食を基本にする、これが鉄則です！

「じゃあ、総合栄養食なら何でもいいの？」って思うかもしれないけど、そこからさらに、原材料や成分、猫ちゃんの好みや体質に合わせて選んでいく、っていうのが次のステップになります。

年齢（ライフステージ）に合ったフードを選ぼう

人間も、赤ちゃん、成長期の子供、大人、お年寄りで必要な栄養が違うように、猫ちゃんも年齢によって必要な栄養バランスが変わってきます。だから、フードも猫ちゃんのライフステージに合わせて選ぶことが大切なんです。

• 子猫用（キトン、〜1歳くらいまで）

  体を作るための大事な時期！ 高タンパク、高カロリーで、成長に必要な栄養素がたっぷり配合されています。粒も小さめで食べやすいように工夫されていることが多いです。

• 成猫用（アダルト、1歳〜7歳くらいまで）

  健康維持のためのバランスの取れた栄養が必要です。活動量に合わせて、適切なカロリーのものを選びましょう。室内猫用、肥満気味の猫用、毛玉ケア用など、目的に合わせたフードもたくさんあります。

• 高齢猫用（シニア、7歳〜10歳くらいから）

  消化機能が衰えてきたり、運動量が減ってきたりすることに合わせて、消化しやすく、カロリー控えめに作られていることが多いです。腎臓や心臓の健康維持に配慮した成分が配合されているものもあります。

「全年齢対応（オールステージ）」と書かれたフードもあります。これは、どの年齢の猫ちゃんにも対応できる栄養基準で作られていますが、子猫や高齢猫にとっては、それぞれのステージに特化したフードの方がより適している場合もあります。迷ったら、まずは年齢に合ったものを選ぶのがおすすめです。

うちの子はもうすぐシニア期に差し掛かるので、そろそろフードの見直しを考えなきゃなーって思ってるところです。どんなフードがいいか、またリサーチしなきゃ！

気になる！無添加・オーガニックってどうなの？

最近、フードの成分や安全性に関心を持つ飼い主さんが増えていますよね。「無添加」とか「オーガニック」って聞くと、なんだか体に良さそうなイメージ。実際、どうなんでしょう？

無添加フード
一般的に、合成の保存料、着色料、香料などが使われていないフードを指すことが多いです。猫ちゃんによっては、これらの添加物がアレルギーや体調不良の原因になることもあるので、そういう子には無添加フードが良い選択肢になります。ただ、「無添加」の定義はメーカーによって曖昧な部分もあるので、具体的に何が無添加なのか、原材料表示をよく確認することが大切です。天然由来の保存料（ミックストコフェロール＝ビタミンEなど）が使われている場合もあります。

オーガニックフード
農薬や化学肥料を使わずに栽培された原材料や、抗生物質やホルモン剤を使わずに育てられた家畜の肉など、厳しい基準をクリアした有機素材を使って作られたフードです。安全性へのこだわりは非常に高いと言えますね。ただ、認証を取得するにはコストがかかるため、価格も比較的高価になる傾向があります。

じゃあ、無添加やオーガニックじゃなきゃダメなのかというと、必ずしもそうではありません。大切なのは、そのフードが愛猫の体に合っていて、必要な栄養をきちんと摂取できること。添加物の中にも、品質を保つために必要なものもありますし、オーガニックでなくても、良質な原材料を使っているフードはたくさんあります。

もし、アレルギーが心配だったり、できるだけ自然に近いものを与えたい、というこだわりがあるなら、無添加やオーガニックを検討してみるのは良いと思います。でも、それにこだわりすぎて、猫ちゃんが食べてくれなかったり、栄養バランスが偏ったりしては本末転倒。「選択肢の一つ」として考えて、愛猫の様子を見ながら判断するのが一番かな、と思います。

私も最初は「絶対無添加！」って思ってた時期もあったんですが、結局、一番大事なのはうちの子が美味しそうに食べてくれて、元気でいてくれることだなーって気づきました。もちろん、成分チェックは欠かしませんけどね！

愛猫に合ったカロリーを知ろう！簡単カロリー計算＆管理術

さあ、フードを選んだら、次は「どれくらいあげたらいいの？」という問題。これがカロリー管理ですね。難しく考えすぎなくても大丈夫！ ちょっとしたコツを知っておけば、愛猫を理想的な体型に保つ手助けができますよ。

うちの子の適正カロリー、どうやって知る？

猫ちゃんが1日に必要なエネルギー量（カロリー）は、年齢、体重、活動量、そして避妊・去勢手術をしているかどうかなどで変わってきます。正確に知るには計算式があるんですが、正直、ちょっと面倒くさい…（笑）

ざっくりとした目安を知る方法としては、こんな感じです。

1. 安静時エネルギー要求量（RER）を計算する

   RER = 70 × (体重kg)^0.75

   …って言われても、0.75乗なんて計算できないですよね！ なので、簡単な計算式もあって、

   RER = (体重kg × 30) + 70

   こっちの方が使いやすいかも。例えば、体重4kgの子なら、(4 × 30) + 70 = 190 kcal がRERの目安になります。

2. 1日あたりのエネルギー要求量（DER）を計算する

   DER = RER × 活動係数

   この「活動係数」が、猫ちゃんの状態によって変わります。

   • 避妊・去勢済みの成猫: 1.2 〜 1.4
   • 未避妊・未去勢の成猫: 1.4 〜 1.6
   • 肥満傾向・運動不足の猫: 1.0
   • 減量中の猫: 0.8
   • 子猫（成長段階による）: 2.0 〜 2.5
   • 高齢猫: 1.1 〜 1.4

   例えば、避妊済みの体重4kgの成猫で、普通の活動量（係数1.2とする）なら、DER = 190 × 1.2 = 228 kcal が1日の必要カロリーの目安になります。

でも！ これはあくまで計算上の目安です。大事なのは、この数字に縛られすぎないこと！

「あ、でもその前に説明しておきたいのは～」…この計算、ちょっとややこしいですよね。なので、もっと簡単な方法としては、フードのパッケージに書いてある給与量を目安にする、という手もあります。ただし、それも鵜呑みにしちゃダメで…

フードの袋に書いてある給与量はあくまで目安

ほとんどのキャットフードのパッケージには、「体重〇kgなら、1日あたり〇g」といった給与量の目安が書かれています。これは、メーカーが推奨する量なので、最初のうちはこれを参考にするのが一番手軽です。

でも、思い出してください。猫ちゃんには個性があります！ 同じ体重でも、すごく活発な子と、一日中寝ているのが好きな子とでは、必要なエネルギー量が全然違いますよね？ 代謝だって個体差があります。

だから、袋に書いてある量は「スタート地点」くらいに考えておくのがベスト。まずはその量で与え始めてみて、愛猫の体重の増減や体型（後述するボディコンディションスコア）を定期的にチェックしながら、少しずつ量を調整していくのが正解なんです。

「うちの子、目安通りにあげてるのに、なんだか太ってきたかも…？」とか、「ちょっと痩せてきた気がする…」と感じたら、それは量を調整するサイン。説明書通りにいかないのが、生き物を育てる面白さであり、難しさでもありますよね！

体重チェックとボディコンディションスコア（BCS）のススメ

じゃあ、具体的にどうやって量を調整すればいいの？ その判断基準になるのが、定期的な「体重測定」と「ボディコンディションスコア（BCS）」のチェックです。

体重測定
できれば、月に1〜2回くらい、同じ時間帯（食前など）に体重を測って記録しておくと、変化に気づきやすくなります。猫用の体重計がなくても、人間用の体重計で、まず自分が抱っこして測り、次に自分だけで測って、その差を計算すればOK！

ボディコンディションスコア（BCS）
体重だけだと、骨格の大きさによって適正体重が違うので、見た目と触り心地で体型を評価するのがBCSです。だいたい5段階（または9段階）で評価します。

• BCS 1（痩せすぎ）: 肋骨、背骨、骨盤が浮き出て見える。脂肪が全く触れない。
• BCS 2（痩せ気味）: 肋骨が容易に触れる。上から見ると腰のくびれがはっきりしすぎている。
• BCS 3（理想体型）: 肋骨が、わずかな脂肪越しに触れる。上から見て、肋骨の後ろに腰のくびれが見える。横から見て、お腹が吊り上がっている。
• BCS 4（太り気味）: 肋骨が脂肪に覆われて触りにくい。腰のくびれがほとんどない。お腹が丸みを帯びている。
• BCS 5（肥満）: 厚い脂肪に覆われ、肋骨が全く触れない。腰のくびれがなく、お腹が垂れ下がっている。

理想はBCS 3です。ぜひ、愛猫を優しく撫でながら、肋骨周りや腰のくびれ、お腹のラインをチェックしてみてください。「あれ？ 最近、肋骨触りにくくなったかも？」と感じたら、ちょっとごはんの量を見直したり、遊びの時間を増やしたりするタイミングかもしれません。

このBCS、慣れるまでは判断が難しいかもしれないけど、動物病院に行った時に、獣医さんや看護師さんに「うちの子のBCS、どれくらいですか？」って聞いてみるのが一番！ プロの目で評価してもらって、家でのチェックの参考にすると良いですよ。

私も最初は「理想体型ってどんな感じ？」ってよく分からなかったけど、獣医さんに教えてもらいながら触ってみて、「なるほど、このくらいの感触か！」って掴めるようになりました。触る習慣、大事です！

おやつのあげすぎに注意！これもカロリーだよ

「かわいくてついつい…」って、おやつあげちゃいますよね？ 私もです！ コミュニケーションの一環としても、おやつはとっても有効。でも、忘れてはいけないのが、おやつにもカロリーがあるということ。

特に、私たちが食べているもの（チーズ、お刺身、牛乳など）は、猫にとっては塩分や脂肪分が多すぎたり、消化に悪かったり、中毒を起こす可能性があったりするので、基本的にはNGです。猫用のおやつを与えるようにしましょう。

そして、その猫用おやつも、あげすぎは禁物！ 1日に必要なカロリーのうち、おやつから摂取するカロリーは10%以内、多くても20%以内にとどめるのが理想と言われています。

例えば、1日の必要カロリーが230kcalだとしたら、おやつは23kcal〜46kcalくらいまで、ということ。おやつのパッケージにもカロリー表示があることが多いので、チェックしてみてください。「このちゅ〜る1本で〇kcalか…じゃあ今日はこれくらいにしておこう」みたいに、ちょっと意識するだけでも全然違います。

おやつをあげた日は、その分、主食のフードの量を少し減らす、という調整も大切です。ついつい、「ごはんはごはん、おやつはおやつ」って考えがちだけど、トータルのカロリーで考える癖をつけたいですね。…と、自分に言い聞かせています（笑）。愛猫の健康のため、心を鬼に…いや、愛情をもって、おやつの量も管理してあげましょうね！

フード切り替えの注意点とよくある質問

新しいフードを試してみたい！ 高齢になったからフードを変えたい！ そんな時、どうやって切り替えればいいんでしょう？ 急に変えると、お腹を壊したり、食べてくれなかったりすることもあるので、ちょっとしたコツがあります。

新しいフードにスムーズに切り替える方法

一番大事なのは、「ゆっくり時間をかける」こと！ 猫ちゃんの消化器官はデリケートなので、急に食べ物が変わるとびっくりしちゃうんです。

だいたい1週間〜10日くらいかけて、徐々に新しいフードの割合を増やしていくのがおすすめです。

1. 1〜2日目: 今までのフード 90% + 新しいフード 10%
2. 3〜4日目: 今までのフード 75% + 新しいフード 25%
3. 5〜6日目: 今までのフード 50% + 新しいフード 50%
4. 7〜8日目: 今までのフード 25% + 新しいフード 75%
5. 9〜10日目: 新しいフード 100%

こんな感じで、少しずつ混ぜる割合を変えていきます。この間、うんちの状態（ゆるくなったり、硬くなったりしていないか）や、食いつき具合をよく観察してくださいね。もし、下痢や嘔吐をしてしまったら、いったん切り替えを中止して、前のフードに戻すか、もう少しゆっくりペースで進めるようにしましょう。

焦りは禁物！ 猫ちゃんのペースに合わせて、ゆっくり進めてあげるのが成功の秘訣です。

食べてくれない時はどうする？

せっかく愛猫のために選んだフードなのに、ぷいっと横を向かれちゃう…悲しいけど、猫あるあるですよね（笑）。そんな時は、いくつか試せる方法があります。

• 少し温める: フードを人肌くらいに温めると、香りが立って食欲を刺激することがあります。特にウェットフードにおすすめ。ドライフードなら、ぬるま湯を少し加えてふやかしてみるのも手。
• ウェットフードを混ぜる・トッピングする: ドライフードだけだと食べない子も、嗜好性の高いウェットフードを少し混ぜたり、上に乗せたりすると食べてくれることがあります。ただし、混ぜる場合はカロリー計算を忘れずに！
• 食器を変えてみる: 素材（陶器、ステンレス、プラスチックなど）や形、深さが気に入らないという可能性も。ヒゲが食器のふちに当たるのを嫌がる子もいます。
• 置き場所を変えてみる: 静かで落ち着ける場所に置いてあげましょう。トイレの近くや、人の出入りが激しい場所は避けて。
• 時間を置いてみる: いわゆる「置き餌」は衛生面やカロリー管理の面であまり推奨されませんが、すぐに食べなくても、少し時間を置いて様子を見るのも一つの手。ただし、長時間放置するのはやめましょう。
• 前のフードに少し戻してみる: 切り替えの途中なら、前のフードの割合を少し増やして様子を見るのも良いかもしれません。

色々試しても全然食べてくれない、食欲不振が続く、という場合は、何か病気が隠れている可能性もあります。元気がない、嘔吐や下痢があるなどの他の症状が見られる場合は、早めに動物病院を受診してくださいね。

うちの子も、新しいドライフードに見向きもしなかった時、大好きなお魚系のウェットをほんのちょっぴり混ぜたら、パクパク食べてくれたことがありました。猫様の好みを探るのも、飼い主の楽しみ…かもしれません（笑）。

アレルギーが心配な場合は？

特定のフードを食べると、皮膚を痒がったり、下痢や嘔吐を繰り返したり…もしかしたら、それは食物アレルギーのサインかもしれません。猫のアレルギーの原因として多いのは、牛肉、乳製品、魚、鶏肉などのタンパク質だと言われています。

もしアレルギーが疑われる場合は、自己判断せずに、必ず動物病院で相談してください。獣医師さんが、原因となっている可能性のある食材（アレルゲン）を特定するための「除去食試験」を行ったり、アレルギーに配慮した療法食を提案してくれたりします。

除去食試験は、今まで食べたことのないタンパク質（カンガルー、ウサギ、鹿肉など）や、タンパク質を細かく分解してアレルギー反応を起こしにくくした「加水分解タンパク」を使ったフードを一定期間与えて、症状が改善するかどうかを見る方法です。原因が特定できたら、そのアレルゲンが含まれていないフードを選んでいくことになります。

アレルギー対応のフードも、最近は種類が増えてきています。「L.I.D.（限定原材料）フード」といって、使われている原材料の種類を少なくすることで、アレルゲンを特定しやすく、またアレルギー反応のリスクを低減するように作られたフードもあります。

アレルギーは、猫ちゃんにとっても飼い主さんにとっても辛いもの。でも、適切な診断と食事管理で、症状をコントロールすることは可能です。心配なことがあれば、抱え込まずに、信頼できる獣医師さんに相談することが一番大切ですよ。

まとめ 愛情ごはん習慣で、もっと幸せな猫ライフを

さて、室内猫ちゃんのフード選びとカロリー管理について、色々と見てきましたがいかがでしたか？ ちょっと情報量が多かったかもしれませんが、一番大切なのは、難しく考えすぎず、まずは「愛猫をよく観察すること」かなって思います。

どんなフードを美味しそうに食べるかな？ 食べ終わった後、満足そうかな？ うんちの状態はどうかな？ 体型は変わってきてないかな？ 毛並みはツヤツヤしてるかな？

そんな風に、毎日愛猫の様子を気にかけてあげることが、健康管理の第一歩。そして、その観察に基づいて、フードの種類や量を調整していく。

パッケージの情報を読み解く知識や、カロリー計算の目安、BCSのチェック方法を知っておくことは、そのための「武器」みたいなもの。完璧じゃなくていいんです。ちょっとずつ知識を増やして、愛猫に合った方法を見つけていけば大丈夫。

フード選びやカロリー管理は、面倒なことのように感じるかもしれません。でも、それは、愛猫が毎日元気に、ご機嫌に、そして美しく（これ大事！）過ごすための、飼い主だからできる最高の愛情表現だと思うんです。

あなたの愛情がたっぷりこもったごはん習慣が、愛猫の健康を守り、輝く毛並みを作り、そして何より、あなたと愛猫との絆をもっともっと深めてくれるはず。

さあ、今日からできることから、始めてみませんか？ きっと、あなたの猫ちゃんも、あなたが一生懸命選んでくれたごはんに、ゴロゴロと喉を鳴らして応えてくれますよ🐾

一緒に、かわいくて健康な猫ちゃんとの、最高に幸せな毎日を作っていきましょうね！