「ねこちゃん、お迎えしたいな…!」
「でも、猫の餌って種類が多すぎて、どれを選べばいいの…?」
わかります、わかりますよ〜!初めて猫ちゃんを迎える時って、期待で胸がいっぱいな反面、ごはん選びみたいに分からないことだらけで、ちょっと不安になっちゃいますよね。
特に猫の餌は、健康に直結するからこそ、慎重に選びたいもの。ぶっちゃけ、情報が多すぎて混乱しちゃうこともあるんじゃないでしょうか?
この記事では、そんな猫ちゃん初心者さんのために、猫の餌の基本的な選び方から、おすすめのポイント、そして「これだけは気をつけて!」という注意点まで、ぎゅぎゅっとまとめてみました。
これを読めば、あなたも自信を持って愛猫にぴったりのごはんを選べるようになるはず!
さあ、一緒に愛猫がとびきり喜ぶ、最高の「推しごはん」を見つけにいきましょう!
ね、いきなり核心をつくような話なんですけど、なんでこんなに「猫の餌選び、大事だよ!」って言われるんでしょうか?
人間だって毎日食べるものが体を作るように、猫ちゃんもごはんが健康の土台になるんです。これ、本当に基本中の基本なんですけど、意外と見落としがちだったりするんですよね。
猫は私たち人間とは必要な栄養素が全然違う「真性の肉食動物」。
例えば、猫ちゃんは体内でタウリンっていうアミノ酸を作れないので、食事からしっかり摂る必要があるんです。これが足りなくなると、心臓や目に深刻な問題が起きちゃうことも…。こわいですよね。
だから、猫ちゃんが必要な栄養をバランス良く摂れるように作られた「総合栄養食」を選ぶことが、まず大前提になってくるわけです。
それに、毎日のごはんは猫ちゃんにとって、最大の楽しみのひとつ!美味しいごはんをモリモリ食べてくれる姿を見るのって、飼い主にとっても、もう、たまらない幸せじゃないですか?(うちの子が夢中で食べてる時なんて、つい動画撮っちゃいますもん)
だから、栄養バランスはもちろん、猫ちゃんが「おいしい!」って喜んでくれることも、すっごく大切なんですよ。
まず最初に考えたいのが、猫ちゃんの年齢、つまり「ライフステージ」です。
人間でいうと、赤ちゃんにはベビーフード、大人には大人のごはん、おじいちゃんおばあちゃんには消化しやすくて栄養価の高いごはん、って感じで分かれてますよね。
猫ちゃんもまったく同じなんです。
生まれたばかりの子猫ちゃんは、体をぐんぐん大きくするためのエネルギーと栄養がたくさん必要。だから、高カロリーで高タンパクな子猫用フードが必須です。もう、成長期!って感じの栄養設計になってるんですね。
大体1歳くらいになると、体がしっかり出来上がって成猫になります。この時期は、健康な体を維持するための栄養バランスが考えられた成猫用フードに切り替えます。活動量とか、避妊・去勢手術をしているかどうかでも、必要なカロリーは変わってくるので、そこもちょっと気にしてあげたいポイントかな。
そして、7歳くらいからはシニア期(高齢期)に入ってきます。運動量が減ってきたり、消化機能が少しずつ衰えてきたりするので、消化しやすくて、腎臓など内臓への負担が少ないように配慮されたシニア用フードがおすすめです。関節ケア成分とかが入ってるものもありますね。
パッケージに「子猫用」「成猫用」「〇歳以上」みたいに書いてあるので、まずは自分の猫ちゃんがどのステージにいるのかを確認して、それに合ったフードを選んであげましょう!ここ、基本だけど超重要ですよ!
猫の餌には、大きく分けて「ドライフード」と「ウェットフード」がありますよね。お店に行くと、カリカリの袋と、パウチや缶詰が並んでるのを見ると思います。
どっちがいいの?って迷う方も多いんじゃないかな。
ぶっちゃけ、どっちが絶対的に優れているってわけじゃなくて、それぞれに良いところがあるんです。だから、それぞれの特徴を知って、うまく使い分けるのが賢いやり方かも。
ドライフード(カリカリ)
これは、いわゆる「カリカリ」って呼ばれる、水分量が少ない固形のフードです。
メリットとしては、
さて、猫餌選びの基本がわかってきたところで、次は「これは気を付けて!」っていう、初心者さんがやりがちな失敗ポイントについてお話ししたいと思います。
良かれと思ってやったことが、実は猫ちゃんにとってはあまり良くなかった…なんてことになったら悲しいですからね。
私も猫飼い始めた頃は、色々やらかしましたよ…(遠い目)。だからこそ、皆さんには同じ失敗をしてほしくないなって思うんです。
まず、一番やりがちなのが「値段の安さ」だけで選んじゃうこと。
もちろん、毎日あげるものだから、コストは気になりますよね。わかります、わかりますよ〜!
でも、極端に安いフードには、それなりの理由がある場合が多いんです。
例えば、質のあまり良くない原材料を使っていたり、猫ちゃんにとって消化しにくい穀物(とうもろこしや小麦など)でカサ増ししていたり、人工的な着色料や香料、保存料がたくさん使われていたり…。
もちろん、全ての安いフードが悪いわけじゃないですよ!でも、安さだけを基準にしてしまうと、長期的に見て猫ちゃんの健康を損ねてしまう可能性もあるんです。
かといって、高ければ高いほど良い!っていう単純な話でもないのが、また難しいところなんですけどね…。
大切なのは、値段と品質のバランスを見極めること。後で説明する「原材料表示」をしっかりチェックする習慣をつけるのがおすすめです。
最近よく聞く「グレインフリー(穀物不使用)」のフード。
「猫は肉食動物だから、穀物は消化に悪い!グレインフリーが絶対いい!」っていう話をよく聞きませんか?
確かに、猫ちゃんにとって穀物は必須の栄養素ではありません。そして、穀物アレルギーを持っている子もいます。
そういう子にとっては、グレインフリーは良い選択肢になります。
でも、実は「グレインフリーだから絶対安全・高品質」ってわけでもないんですよ。ここだけの話、ちょっと注意が必要なポイントもあるんです。
グレインフリーのフードの中には、穀物の代わりにジャガイモや豆類をたくさん使っているものがあります。これらが、猫ちゃんによっては逆に消化の負担になったり、アレルギーの原因になったりすることもあるんです。
それに、最近の研究では、一部のグレインフリーフードと心臓病(拡張型心筋症)との関連性が指摘されていたりもします。(まだはっきりとした原因はわかっていないみたいですけどね)
あ、でもその前に説明しておきたいのは、全てのグレインフリーが悪いわけじゃないってことです!高品質な動物性タンパク質をしっかり使って、バランス良く作られている素晴らしいフードもたくさんあります。
要は、「グレインフリー」という言葉だけに惑わされずに、ちゃんと原材料全体を見て判断することが大事ってことなんです。正直、このあたりは専門家の間でも色々な意見があって、一概には言えない部分もあるんですよね…。だからこそ、偏った情報に流されず、冷静に判断したいところです。
SNSやブログで、「このフード、うちの子の食いつきがすごい!」とか「毛並みがツヤツヤになった!」みたいな口コミ、よく見かけますよね。
情報収集が好きな皆さんなら、きっとたくさんチェックしているはず。
口コミは、実際に使った人の生の声が聞けるので、すごく参考になります。私も新しいフードを試す前は、ついつい検索しちゃいますもん。
でも、注意したいのは、その口コミが「自分の猫ちゃんにも当てはまるかどうか」は分からないってこと。
猫ちゃんの好みや体質は、本当に一匹一匹、全然違うんです!
Aちゃん家の子には最高のフードでも、Bくん家の子には全く合わない、なんてことは日常茶飯事。
「食いつきが良い」という口コミが多いフードでも、うちの子はプイッとしちゃったり…(モカ様、お口がお肥えになって…涙)。
アレルギー反応が出ちゃったり、お腹がゆるくなっちゃったりすることだってあります。
だから、口コミはあくまで「参考程度」にとどめておくのが賢明かなと思います。
「へぇ、そんなフードもあるんだ」「こういう意見もあるのね」くらいに受け止めて、最終的には、自分の猫ちゃんの様子をしっかり観察しながら判断することが何より大切ですよ。
さあ、ここからが本番!猫餌選びで「ここだけは絶対見て!」という、超重要なチェックポイントをお伝えします。
パッケージの裏側とか、細かい文字で書いてあって、ちょっと面倒くさいな…って思うかもしれないんですけど、ここをちゃんと見るか見ないかで、愛猫の健康が左右されると言っても過言ではないくらい、大事な部分なんです!
最初は難しく感じるかもしれないけど、慣れれば大丈夫!一緒に見ていきましょう!
まず、一番見てほしいのが「原材料名」の欄です。
日本のペットフード安全法では、原材料は「使用量の多い順」に記載することが義務付けられています。つまり、一番最初に書かれているものが、そのフードで最も多く使われている材料ってこと。
猫は肉食動物なので、理想はやっぱり、一番最初に「チキン」「サーモン」「ラム」といった、質の高い動物性タンパク質(お肉やお魚)の名前がしっかり書かれていることですね。「チキン生肉」とか「骨抜きチキン」みたいに、具体的な部位や状態が書かれていると、さらに安心感が増します。
ここでちょっと注意したいのが、「〇〇ミール」とか「肉類(チキン、ビーフ等)」みたいな表記。
「ミール」っていうのは、お肉や魚を乾燥させて粉状にしたもの。レンダリングっていう処理過程で作られるんですけど、これ自体が悪いわけじゃないんです。良質なミールもあるんですよ。
ただ、「家禽ミール」とか「肉副産物」みたいに、何の動物のどの部位を使っているのか、ちょっと曖昧な表記の場合は、品質にばらつきがある可能性も考えられます。ぶっちゃけ、人間が食べないような部位(羽、足、頭とか…)が含まれていることもある、みたいな話も聞きますしね…。
もちろん、そういう副産物にも栄養はあるんですけど、やっぱり主原料としては、どんなお肉なのかが明確な方が、個人的には安心できるかな、と思います。
あと、気をつけたいのが、さっきもちょっと触れた「穀物」。
とうもろこし、小麦、大豆などは、猫ちゃんによっては消化しにくかったり、アレルギーの原因になったりすることがあります。特に原材料表示の最初の方にこれらの穀物がたくさん書かれている場合は、ちょっと注意が必要かもしれません。
ただ、完全に穀物=悪!って決めつけるのも早計で、少量であればエネルギー源になったり、食物繊維として腸の健康をサポートしたりする役割もあります。だから、バランスが大事なんですよね。
それから、「人工添加物」。
着色料、香料、合成酸化防止剤(BHA、BHT、エトキシキンなど)は、猫ちゃんの健康に必要のないものですし、長期的に摂取することによる影響も心配されています。
特に、鮮やかな色をつけるための着色料なんて、猫ちゃん自身は色をあまり識別できないので、完全に人間向けの見た目アピールなんですよね…。
できるだけ、これらの人工添加物が使われていない、あるいは天然由来の酸化防止剤(ミックストコフェロール(ビタミンE)、ローズマリー抽出物など)が使われているフードを選ぶのがおすすめです。
原材料表示、ちょっと難しく感じたかもしれないけど、ポイントは、
次にチェックしてほしいのが、「このフードが主食として与えられるものかどうか」を示す表示です。
毎日あげるメインのごはんは、「総合栄養食」と表示されているものを選びましょう!
これは、「このフードと水だけで、猫が健康を維持するために必要な栄養基準を満たしていますよ」という証なんです。
ペットフード公正取引協議会っていうところが定めた基準をクリアしたフードにだけ、この表示が許可されています。
パッケージのどこかに「総合栄養食」って書いてあるか、あるいは「本品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されています。」みたいな文章が記載されているはずです。
時々、「一般食(副食)」とか「栄養補完食」って書かれたフードもありますよね。
これらは、おやつだったり、総合栄養食にトッピングして風味や水分をプラスするためのものだったりします。
美味しいものが多いので猫ちゃんは喜ぶんですけど、これだけを主食として与え続けると、栄養が偏ってしまって、健康を損ねる原因になっちゃうんです。
だから、主食には必ず「総合栄養食」マークを確認! これ、絶対ですよ! (友人の猫飼い仲間が、可愛いからって一般食のパウチばっかりあげてたら、栄養バランス崩しちゃったって話を聞いたことがあります…本当、気をつけないと!)
ここまで、成分とか表示とか、ちょっとカタい話が続きましたけど、忘れてはいけないのが、一番大事な「目の前の猫ちゃん」のこと!
どんなに成分が良くて、評判が良いフードでも、肝心の猫ちゃんが食べてくれなかったら意味がないですもんね…。
猫ちゃんの好みは、本当にそれぞれ。お魚派の子もいれば、お肉派の子もいる。カリカリの食感が好きな子もいれば、しっとり系が好きな子もいる。
だから、最初は少量パックとか、お試しサイズがあるフードから試してみるのがおすすめです。いきなり大袋を買って、全然食べてくれなかったらショックですもんね…(経験者は語る)。
そして、フードを変えた後は、猫ちゃんの様子をよーく観察してあげてください。
「理屈はわかったけど、じゃあ具体的にどれがいいの?」
そうですよね、やっぱり具体的なおすすめが知りたい!
ただ、さっきも言ったように、猫ちゃんによって合う合わないがあるので、「これが絶対!」とは言えないのが正直なところ…。
それに、ここで特定のブランド名をたくさん挙げすぎちゃうと、なんだか宣伝みたいになっちゃうし、皆さんの選択肢を狭めてしまうかもしれないので、あえて「こういうタイプのフードはどうかな?」という感じで、いくつか方向性だけ示唆してみようかな、と思います。
(将来的に、もっと詳しいフードレビューとかもできたらいいな、なんて密かに考えてたり…)
あくまで「最初のとっかかり」として、参考にしてみてくださいね。
初めて猫ちゃんをお迎えするなら、まずは多くの獣医さんやペットショップでも推奨されているような、信頼できるメーカーの「総合栄養食」ドライフードから試してみるのが安心かもしれません。
特に、「プレミアムフード」と呼ばれるカテゴリーのものは、質の高い原材料にこだわって作られていることが多いです。
チェックポイントとしては、
ドライフードに慣れてきたら、ウェットフードも取り入れてみるのはどうでしょう?
水分補給にもなるし、何より喜んでくれる子が多い!
選ぶ時のポイントは、やっぱり「総合栄養食」か「一般食」かを確認すること。
もし主食としてウェットフードをあげたいなら、必ず「総合栄養食」を選んでくださいね。
トッピングやおやつとして使うなら、「一般食」でもOKです。
ウェットフードは、素材の風味がダイレクトに伝わりやすいので、猫ちゃんの好みがはっきり出やすいかも。
お魚系、お肉系、パテタイプ、スープタイプ…本当に色々あるので、これも少量ずつ試して、愛猫の「お気に入り」を見つけてあげるのが楽しいですよ。
うちのモカは、断然お魚派!特にマグロ系のパウチには目がありません(笑)
もし、猫ちゃんが体を痒がったり、下痢をしやすかったりして、「もしかして食物アレルギーかも?」と心配な場合は、アレルギー対応のフードを検討してみるのも一つの手です。
ただ、自己判断は禁物!
アレルギーの原因を特定するのは、実は結構難しいんです。まずは必ず動物病院で獣医さんに相談してくださいね。
獣医さんの指導のもとで、「除去食試験」といって、アレルゲンと思われる原材料を含まない特別なフード(療法食)を一定期間与えてみて、症状が改善するかどうかを見るのが一般的です。
市販のアレルギー対応フードとしては、
新しいフードを試す時、いきなり全部新しいものに変えてしまうのはNGです!
猫ちゃんの胃腸はデリケートなので、急な変化にびっくりして、下痢や嘔吐をしてしまうことがあるんです。
新しいフードに切り替える時は、焦らず、ゆっくり時間をかけるのが鉄則ですよ。
具体的な切り替え方としては、大体7〜10日くらいかけて、徐々に新しいフードの割合を増やしていくのがおすすめです。
例えば、こんな感じ。
フードを切り替えている途中や、完全に切り替えた後に、もし次のようなサインが見られたら、そのフードは猫ちゃんに合っていない可能性があります。
ふぅー、猫の餌選びについて、かなり詳しくお話ししちゃいましたね!
種類が多くて、情報もたくさんあって、最初は「うわー、大変そう…」って思ったかもしれません。
でも、大丈夫!
今日お伝えしたポイント、
愛猫との暮らし、かけがえのない時間ですよね。ふとした瞬間の愛らしい仕草に心が温かくなったり、そばにいてくれるだけで安心したり。でも、時々…いえ、結構頻繁に?「なんでこんな... 猫と暮らす |
ねえ、あなたの猫ちゃん、最近どう? 心、通じ合ってる?
「どうして懐いてくれないんだろう…」「この噛み癖、引っかき癖、いつになったら治るの?」なんて、愛しい猫ちゃんとの関係... 猫と暮らす |
「多頭飼いを始めたけれど、猫同士がなんだかギスギスしてる…」「可愛い我が子たちのストレスサインを見るのがつらい…」そんな悩みを抱えていませんか? わかります、すごくわ... 猫と暮らす |
「うちの子、どうしてこんな行動するんだろう…」
猫との暮らしは、かけがえのない喜びでいっぱいですよね。でも、時々見せる予測不能な行動、例えば突然の噛みつき、夜中の大運動会... 猫と暮らす |
「ニャー」「ゴロゴロ」…愛猫の鳴き声、ちゃんと理解できていますか? 猫の鳴き声の意味が分からなくて、どう対応すればいいか悩んでいるあなたへ。
もしかしたら、夜鳴きや要求鳴き... 猫と暮らす |